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DVD『ボイスとシュタイナー対談 白川昌生×松本夏樹』

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■ vol.2 2019年8月4日 ※未発売
美術家、白川昌生氏とは30年以上の親交があり、氏が活動の場としている群馬に招かれて講座を持ったりお話をしたことが幾度もある。今回は白川氏をお招きして、ヨーゼフ・ボイス社会造形Sozial Plastikについて、また今年10月から開催予定の『表現の生態系』展(前橋アーツ)を中心に、著作を含めた氏の表現活動についてもお話いただこうと考えている。『表現の生態系』展では、大本教の出口王仁三郎、R・シュタイナーの社会芸術などもテーマになるという。その意味で本講座の核心的問題が今回の対談で採り上げられると言えよう。また近日中に著書『美術・神話・総合芸術』(水声社)が刊行の予定ときく。J・ボイスの社会造形とR・シュタイナーの社会芸術を今の日本で考えていく上で、またとない時宜を得たお話を伺えるだろう。松本夏樹

■ vol.4 2020年2月16日
美術作家 白川昌生氏をお迎えしての対談 2回目です。白川氏は、先頃アーツ前橋で開催された企画展、「表現の生態系」のコンセプトブックで【…(ボイスの)〈7000本の樫の木〉は、…樫の木と玄武岩の石柱がひとつの組になって、成長する植物と不動の石の組み合わせを7000体設置することが目標にされている。…シュタイナー思想の中では7は世界構成を表すものだが、これが対になる時、完全数の14になる。これはキリストを現す。ゲーテアヌムの神殿の構造も同じである。シュタイナーは新しい時代がくる時「エーテル界にキリストが現れる」といっていたが、ボイスのプロジェクトはこの未来の姿を実現しようとしていたのだ。同様のことが、(出口)王仁三郎が死ぬ前に3690個近くの素焼きを作って残していったことにおいてもいえる。…「ミロクの世」の到来の真実さを証明しているものが、あの楽焼である。…近代化が進んでいく社会において、ドイツでも日本でも霊学において同様の出来事、人物が登場して「ミロクの世」を求めて行くのは不思議以上の照応が働いているように思える。】と述べています。今回は前橋で展示されたボイスのドローイング2点と出口王仁三郎の貴重な映像を観ながら対談を展開します。

■ vol.6 2020年8月11日
美術作家 白川昌生氏をお迎えしての対談、第3回目です。今回も白川氏の思索を一つの糸口として対談を展開していきます。【…第二次大戦後は、大本教も人智学も忘却されていく流れがあったが1960年以後にカルロス・カスタネダのドン・ファン(ヤキ、インディアンのシャーマン)との対話と、フィールドワークの本が出てくると再び精神世界への関心がもどってくる。カスタネダはドン・ファンから教えられ、与えられた薬草を使ってさまざまな意識の変容体験をしていく。幽体離脱をして大空を飛び、山々の上空を飛んだりしていくことも体験していき、「意志」を表現することで別次元の世界があることを教えられていくのだった。1960年以降にはゲオルギイ・グルジェフやそのほかの多くの精神世界の本が出版され、精神世界への理解が広がっていくことになる。ドイツでもカスタネダの本は若者たちに多く読まれていた。こうした中で芸術家のヨーゼフ・ボイスは活動をはじめていた。シュタイナーの思想をベースに持ちながら、ひとりひとりが神儀を行える時代になり、各自が直接、霊とつながる時が来たのだという、シュタイナーの考えをパフォーマンスで実践していくのであった。教育の現場や社会制度の改革も彼は提案していった。シュタイナーの時に「資本主義ではなく、共産主義でもない、第三の道を」というスローガンがあったが、ボイスはこの第三の道の方向へと進んでいくためのさまざまな提案、議論を展開していく。】(昨年アーツ前橋で開催された企画展「表現の生態系」コンセプトブックより抜粋)

■ vol.8 2021年4月13日
美術作家 白川昌生氏をお迎えしての対談4回目。2021年は、J.ボイス生誕100周年です。今回は生前のボイスと会って言葉を交わした経験を持つ両氏に、ボイスのリアルな人間像について、改めて語っていただきます。

■ vol.11 2021年7月20日
美術作家 白川昌生氏をお迎えしての対談5回目。丸木美術館での開催。



講師:

白川昌生(しらかわ・よしお)
美術作家。1949年福岡県に生まれる。1970年に渡欧、ストラスブール大学文学部哲学科にて哲学を専攻。1974年、パリ国立美術学校入学、1981年、国立デュッセルドルフ美術大学を卒業。帰国後は群馬県を拠点にアーティスト活動を続けている。主な展覧会に「表現の生態系 世界との関係をつくりかえる」(アーツ前橋、2019)、「百年の編み手たち – 流動する日本の近現代美術 – 」(東京都現代美術館、2019)、個展「制作過程」(rin art association、2018)、個展「白川昌生 ダダ、ダダ、ダ 地域に生きる想像の力」(アーツ前橋、2014)、「群馬の美術2017─地域社会における現代美術の居場所」(群馬県立近代美術館、2017)、「ミュージアムとの創造的対話 vol.1 – MONUMENT」(鳥取県立博物館、2017)、「あいちトリエンナーレ2016」(愛知県、2016)「あいちトリエンナーレ2019」(愛知県、2019)。また著作に『西洋美術史を解体する』(水声社、2011)、『贈与としての美術』(水声社、2014)、『美術・神話・総合芸術―「贈与としての美術」の源へ』(水声社、2019)がある。

松本夏樹(まつもと・なつき)
映像文化史家。ドイツ、シュトゥットガルト市のクリステンゲマインシャフト神学単科大学に学ぶ。帰国後は翻訳、著述、講演等に従事する。現在、武蔵野美術大学・立命館大学非常勤講師として美術及び映像文化史を講じると共に、収集した内外の幻燈とそのスライド、手回し映写機とその映画フィルムの上映、講演活動を行っている。

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